渋谷支部創立50周年記念&渋谷パソコン倶楽部第21回
−会員研修会開催−
「情報化社会とインターネット」
9月8日(火)18時30分〜21時00分、渋谷区立商工会館で開催。講師は前半の「高度情報化社会とは何か」「インターネットの世界」についてを、元東芝社員、高校教師(パソコン授業担当)の榎本竜二氏。後半の「TAINS(税理士情報ネットワークシステム)」についてを、税理士の園田真理子会員。出席者は会員および事務所職員合わせて55名でした。
今回の研修は、テーマにふさわしくパソコンをプロジェクタに接続してスクリーンに大きく写し出し、その画面を見ながら行われました。
最初に「高度情報化社会とは何か」について、カーナビの話から、走行中の車に渋滞情報等を送る高度道路交通システム、インターネットから売買注文出来る証券会社のホームトレード、実物を見ながらの電子マネーの仕組みや使い方、ホームバンキングの話、文書の電子化(帳簿書類の電子データ保存等)等について説明がありました。
また記憶容量の増加により多くの情報が蓄積出来るので、時間を超えた活用が可能なこと。不要なデータは効率よく捨てること。情報の存在する場所だけ覚えておき、検索を工夫して取り出すこと。通信の空間を超えた活用。電子メールは@基本的に受け取った人だけが見られるAそのまま引用して別の人に送れるB電子化できればなんでも送れるので活用を!等々の話があり、最後にインターネットについて、情報は貰ったら出す。秘匿性の保証もないので、暗号化が必要。本来インターネットはつなぎっぱなしが原則。情報化には終わりがない等の話がありました。
前半の講義はプレゼンテーションソフト(パワーポイント)を使って行われ、その使い方も多いに勉強になりました。
続いてTAINS(税理士情報ネットワークシステム)について、100を超える会議室の模様や
2万件以上の判例・裁決等が収録されている税法データベースの検索方法について、実際にパソコンを使って説明が行われました。
また東京23区の路線価図が収録されているCD−ROMやオフラインでも検索ができる消費税(条文から通達・判例・裁決等消費税に関する全てが入っている)CD−ROMの紹介、TAINS会員が開発したH10年度改正法人税をわかりやすくパソコンで見ることが出来る(例えば条文に政令で定めるとあった場合、そこを押すとすぐその政令が出てきて見ることができる)もの、延滞税・加算税が簡単に計算できるもの等の紹介、TAINS給与・TAINS会計が目指すもの、電子申告・TAINSのホームページについて、TAINSのマニュアルや各種ソフトが通信を使ってお互いに顔を合わせることなく共同作業で作られている様子等について話がありました。
前半と後半の休憩時間には、50周年記念式典で紹介される電子電報の予告編も上映されました。
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